ハリケンスター（1986年生、母ターピツト）

ハリケンスター（1986年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時12歳）と交配したターピツトが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は猿橋義昭。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年のアラ系4歳未勝利。

経歴

デビュー前

武平三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

6月19日、デビュー戦は作田誠二騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は396kg。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったオヤユビヒメに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、武永祥騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武永祥騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた5戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武永祥騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

3歳（1989年）

1月13日、中4週で迎えた7戦目は、アラ系4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は作田誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた8戦目は、小谷祐司騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトリプルハッピーに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月12日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上300万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷祐司騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、鍜治谷誠騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1700m 曇/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1000m 晴/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は作田誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

4月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟ダート1200m 晴/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。