グレードバイオ（1989年生、母ゴールデンアオバ）

グレードバイオ（1989年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のライトオスカー（当時11歳）と交配したゴールデンアオバが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は（有）松本牧場。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回、地方12戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年のアラ系3歳400万下。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

9月21日、デビュー戦は原田聖二騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マリンパレードに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月12日、連闘で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のミスデンコーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた4戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（福島ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、サンライトフレームに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた5戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のデーエスホマレに1馬身3/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3歳（1992年）

2月9日、中8週で迎えた7戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上800万下（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上800万下のアラブ特別（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は北川和典騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

6月27日、中6週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月20日、中7週で迎えた11戦目は、鈴木真一騎手を鞍上に迎えて、C1ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた12戦目は、山内和明騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた13戦目は、アラ系一般C1ハ（中京(地)ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山内和明騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山内和明騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山内和明騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のハシノスターに6馬身の差をつけて3勝目を収める

12月18日、中3週で迎えた16戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山内和明騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4歳（1993年）

1月2日、中1週で迎えた17戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山内和明騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハンスネから3/4馬身差の2着となった。

1月17日、中1週で迎えた18戦目は、やぎ座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山内和明騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた19戦目は、C1ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山内和明騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヒダカフリーダムをクビ差制して4勝目を獲得した。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山内和明騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月14日、中0週で迎えた21戦目は、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山内和明騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のシンリユウテスターに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月13日、中3週で迎えた22戦目は、B2イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山内和明騎手（10戦3勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。