デアモント（2006年生、母ツキノショウリ）

デアモント（2006年6月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「月（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したツキノショウリが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は筒井征文。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害6戦1勝2着2回、地方18戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、筒井征文から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって682.5万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、前田信雄によって766.5万円で落札された。同年、JRA日本中央競馬会から「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、岩崎僖澄によって525万円で落札された。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

10月25日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

3歳（2009年）

3月21日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

4月12日、中2週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

5月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の摩耶山特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月21日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るタケノビッグを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4歳（2010年）

1月1日、中4週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた16戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月18日、中1週で迎えた17戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

2月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月1日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた21戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月5日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のグッゲンハイムを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月19日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、一般C1六（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

6月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた28戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、千代田区特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた29戦目は、へびつかい座特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

10月2日、中8週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた30戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず17着に終わった。

11月20日、中6週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた31戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のノワールシチーに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月11日、中2週で迎えた32戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた33戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着を確保した。

3月6日、中7週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルネオスから1馬身1/4差の2着となった。

4月24日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカリアライブから5馬身差の2着となった。

5月14日、中2週で迎えた36戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で小坂忠士騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。13着に終わった。