ジョスラン（2022年生、母ケイティーズハート）

ジョスラン（2022年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時12歳）と交配したケイティーズハートが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年の紫苑ステークス(牝G2)で2着に入った他、2025年の秋華賞(牝G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

12月21日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウインスティーガに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2025年）

3月22日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月24日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのカーネーションカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクライスレリアーナに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したケリフレッドアスクにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月19日、中5週で迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。