デートリッヒ（2003年生、母セリノデートリッヒ）

デートリッヒ（2003年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部」。毛色は青毛。種牡馬のブラックホーク（当時9歳）と交配したセリノデートリッヒが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、中央障害3戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月23日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月6日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月27日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月19日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

10月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月30日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた8戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

3歳（2006年）

1月21日、中5週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

7月1日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた15戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた17戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

10月29日、連闘で迎えた18戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったラフハーティリーから8馬身差の2着となった。