デザートチャーム（2007年生、母ヴィエールソンリ）

デザートチャーム（2007年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「砂漠の魅惑」。毛色は鹿毛。種牡馬のDubai Destination（当時8歳）と交配したヴィエールソンリが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年のヘルクレス座特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

3歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、田村誠によって55.65万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月1日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、6着に入り込んだ。

10月10日、中9週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（2010年）

3月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

5月22日、中9週で迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

6月27日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月25日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

8月21日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、6着に終わった。

12月28日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったストロングリゲルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4歳（2011年）

2月2日、中4週で迎えた10戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月15日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた11戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、2着となった。

3月8日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた13戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた16戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のティーケーストームに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月1日、中2週で迎えた17戦目は、ヘルクレス座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサトシックを上がり3位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

7月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた19戦目は、ハイサワー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦2勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた22戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東原悠善騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。