ディアヴィラージュ（2009年生、母ナムラシンシア）

ディアヴィラージュ（2009年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋村（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のノーリーズン（当時10歳）と交配したナムラシンシアが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は林時春。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦5勝2着1回。2012年の新緑賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

6月25日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

9月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

11月3日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の祝!菜緒就職記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルセグメントに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月18日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、ブライトシンプーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の萩原雪歩誕生日記念2011（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3歳（2012年）

1月1日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセンプラチナを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

1月31日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオンワードモンテに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

2月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマンゴー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルイチジクを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って優勝

3月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（5戦4勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（6戦4勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

4月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（8戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の大鷲特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（9戦4勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

5月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかるがも特別（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月18日、中0週で迎えた20戦目は、3歳戦のトータリービジョン導入記念（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた21戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかもめ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

11月15日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、熊手賞（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（10戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた23戦目は、鷹狩賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（11戦4勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた24戦目は、事始賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（12戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャコープレシャスに6馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた25戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。