エイシンエール（2015年生、母エーシンチェロキー）

エイシンエール（2015年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のエーシンフォワード（当時10歳）と交配したエーシンチェロキーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は多田善弘。2019年の兵庫サマークイーン賞(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

渡瀬寛彰厩舎（西脇）へ入厩。

3歳（2018年）

3月7日、デビュー戦は鴨宮祥行騎手を鞍上に据えて、3歳C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は457kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオスティナートに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジツリキダッシュに7馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月3日、中3週で迎えた3戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサルバドールサクラに2馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

5月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキールに3馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

6月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳A（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鴨宮祥行騎手（4戦4勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイナクティーレに1馬身半の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

7月25日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で鴨宮祥行騎手（5戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のナンヨーファミユを半馬身振り切って無傷の6連勝を決めた。

9月13日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳地方重賞の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鴨宮祥行騎手（6戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、近江しゃも特別（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で鴨宮祥行騎手（7戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったブキスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

2月1日、中7週で迎えた9戦目は、如月特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鴨宮祥行騎手（8戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロータスガーデンを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

3月13日、中5週で迎えた10戦目は、るり溪ゴルフクラブ特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で鴨宮祥行騎手（9戦7勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月23日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、春暖特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で鴨宮祥行騎手（10戦7勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた12戦目は、若葉特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で鴨宮祥行騎手（11戦7勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた13戦目は、紫陽花特別（園田ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で鴨宮祥行騎手（12戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のコスモヴァーズに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月26日、中5週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオルキスリアンをクビ差振り切って9勝目をゲットした。

8月20日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。