ナリタビッグワン（1995年生、母ケイキロク）

ナリタビッグワン（1995年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオールドヴィック（当時9歳）と交配したケイキロクが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地11戦2勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1998年のムーニーバレーレーシングクラブ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

9月6日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 雨/良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月28日、中2週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のルーブルアドマイヤに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月29日、中8週で迎えた3戦目は、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3歳（1998年）

1月18日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、4歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャドウハンターを3/4馬身振り切って2勝目をゲットした。

5月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月5日、中6週で迎えた8戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月21日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の晩秋特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5歳（2000年）

9月10日、約21か月半の休養明けで迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

6歳（2001年）

4月23日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、山田延由騎手を鞍上に迎えて、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般C6ロ（上山ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。