キャップストーン（1990年生、母ダイナリリー）

Capstone

1990.05.04

キャップストーン（1990年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時7歳）と交配したダイナリリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の下呂特別(500万下)。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

2月28日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアストレジャーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったエアネイティヴにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

5歳（1995年）

2月19日、約22か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安田富男騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクレシェンドランをアタマ差振り切って久々に勝利を挙げた。

3月19日、中1週で迎えた6戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のポピーデイに2馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。