ナムラエメラルド（2008年生、母ナムラキャサリン）

ナムラエメラルド（2008年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋５月の誕生石」。毛色は鹿毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時12歳）と交配したナムラキャサリンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は伊藤和明。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月25日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

3歳（2011年）

1月23日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

3月19日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったオメガローズマリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月28日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハードボイルドを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミッキーオリーブに3/4馬身届かず2着となった。

11月20日、中1週で迎えた12戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（2012年）

2月19日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月11日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビービーバカラをアタマ差振り切って2勝目を手中に収めた。

4月7日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（11戦2勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

6月30日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

8月25日、中7週で迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（12戦2勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハッピーマリーンをクビ差振り切って3勝目を収める

10月20日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月9日、中6週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（13戦3勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

5歳（2013年）

1月21日、中5週で迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。