パルクリチュード（2020年生、母グローバルビューティ）

パルクリチュード（2020年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「容姿端麗。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のGun Runner（当時7歳）と交配したグローバルビューティが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年のフラワーカップ(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月20日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のゲットアミリオンに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2023年）

1月15日、中7週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

3月18日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月7日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

9月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月4日、中6週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた6戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

4歳（2024年）

2月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（4戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

6月9日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの遊楽部特別（函館芝1800m 小雨/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

7月28日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

8月17日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクラヴィコードに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。