サンドオブエテル（2021年生、母エテルナミノル）

サンドオブエテル（2021年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「砂+母名より。母の足跡」。毛色は鹿毛。種牡馬のCalifornia Chrome（当時10歳）と交配したエテルナミノルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C4-3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、フジワラファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、嶋田賢によって5,940万円で落札された。

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月28日、デビュー戦はT.マーカンド騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2024年）

3月3日、中8週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1700m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた4戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1700m 晴/重）に57kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクィーンルーラーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月13日、中1週で迎えた5戦目は、ポッカレモン100（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアジャイルブラックに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中3週で迎えた6戦目は、一般C3 C4-1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリアルモハメドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、カサブランカ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月24日、中3週で迎えた8戦目は、一般C32 C41（門別ダート1600m 内回り晴/重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スピンザブラッドにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月4日、中1週で迎えた9戦目は、ナイター映える白い走路特別（門別ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で落合玄太騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るデイジーロックを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。