テンジンリュウセー（2004年生、母シルキーマニッシュ）

テンジンリュウセー（2004年3月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋隆盛」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時9歳）と交配したシルキーマニッシュが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）見上牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害13戦1勝2着1回、地方14戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

5月13日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月8日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

8月5日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

9月8日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。0着に終わった。

11月3日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたテンジンエンムスビ決め手に屈してクビ差の2着となった。

4歳（2008年）

1月2日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクリールスパークを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンサントリナを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月15日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイカトリーヌに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月12日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメイショウデネブに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

5月4日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノスカイハイに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月8日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフィールドラブに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月21日、中1週で迎えた14戦目は、ヤングテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーホウカスガに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユートバリューに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月16日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアズマヒメツーを3/4馬身振り切って圧巻の7連勝を決めた。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（9戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイントレランスを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月11日、中5週で迎えた18戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた19戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

5歳（2009年）

1月10日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月15日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた23戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた24戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた25戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月26日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月19日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2010年）

1月23日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月20日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月15日、中7週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーセンコックスから9馬身差の2着となった。

6月5日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（7戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のネヴァリバティに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。