アナステーシア（2000年生、母イシノリード）

アナステーシア（2000年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「皇帝の娘の名（ロマノフ王朝）」。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時16歳）と交配したイシノリードが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地26戦3勝。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月9日、デビュー戦は宇田登志夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇田登志夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアメリカンリヴァーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で宇田登志夫騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月11日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宇田登志夫騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月31日、中2週で迎えた6戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた7戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカントリーサイドを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って休み明け初戦をモノにした。

4歳（2004年）

1月17日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は高橋康之騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

9月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月5日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月30日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は宇田登志夫騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバーニングサマーに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月12日、中1週で迎えた18戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた19戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宇田登志夫騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

5月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（7戦2勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた22戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は宇田登志夫騎手（8戦2勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた24戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。