カゲンノツキ（2021年生、母ステラビスティー）

カゲンノツキ（2021年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「下弦の月」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時21歳）と交配したステラビスティーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は今井秀樹。主な勝ち鞍は2024年の安平町「安平山スキー場」賞(一般C4-4)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、今井秀樹から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、福地トレーニングファームによって209万円で落札された。

小国博行厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2024年）

8月7日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、にいかっぷホロシリ賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったエムティウノに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた2戦目は、一般C4-4（門別ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた3戦目は、安平町「安平山スキー場」賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプルミエールパスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエンジェルスラップを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月1日、中1週で迎えた5戦目は、一般C32 C41（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた6戦目は、うらかわ優駿ビレッジアエル賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るニシノリアリティを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月7日、中2週で迎えた7戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、一般C22 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4歳（2025年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg減らして迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3月23日、中7週で迎えた9戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた10戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

6月5日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

6月17日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルディオールを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を挙げた。

6月27日、中0週で迎えた13戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般B10（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般B13（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般B11（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた16戦目は、アジア・アジアパラ応援17（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤誓二騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤誓二騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた21戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤誓二騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤誓二騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。