クレバーベスト（2008年生、母フィオヌーラ）

クレバーベスト（2008年3月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングズベスト（当時11歳）と交配したフィオヌーラが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡崎牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、中央障害14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月15日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2011年）

3月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

4月16日、中2週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のファイアーブレスをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4歳（2012年）

2月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

3月3日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

6月30日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の定山渓特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

10月7日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月24日、中6週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2013年）

2月23日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月27日、中5週で迎えた21戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に57kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

6月2日、中1週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6歳（2014年）

4月20日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森一馬騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた26戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったチョイワルグランパから7馬身差の2着となった。

6月21日、中2週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のグリッターウイングに半馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月5日、中1週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。