フジヤマシャープ（1997年生、母マリリンモモコ）

フジヤマシャープ（1997年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時5歳）と交配したマリリンモモコが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「両国市場サラブレッド2歳」に上場され、藤本龍也によって1,575万円で落札された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月6日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

3月4日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4月16日、中5週で迎えた4戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の’00ベストステッキ特別（3）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2500m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたムッシュエラン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月8日、中2週で迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のアドラシオンに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月29日、中2週で迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。