トウカイステップ（1999年生、母ヒドゥンダンス）

トウカイステップ（1999年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時12歳）と交配したヒドゥンダンスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川勝春。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、中央障害8戦1勝2着1回、地方8戦3勝。主な勝ち鞍は2004年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、前川正美から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、内村正則によって1,575万円で落札された。

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

6月16日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

8月17日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、最後はリンクステップと並んで5着同着となった。

9月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスズノミヤビオーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中3週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月23日、中7週で迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシクラメン特別（川崎ダート1500m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2003年）

1月8日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスプリングパレオに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月31日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロイヤルゴーストに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

2月25日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボールドシャンハイに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

4月14日、中6週で迎えた11戦目は、一般C1二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月23日、中5週で迎えた12戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月15日、中6週で迎えた16戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

5歳（2004年）

3月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

5月8日、中7週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月5日、中3週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のエアバビロンに約17馬身の大差をつけて4勝目を獲得した。

10月16日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は宗像徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2005年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月30日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムアラムシャから3/4馬身差の2着となった。

6月18日、中6週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で蓑島靖典騎手（7戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2006年）

4月28日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた30戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。