クイーンバイオ（2006年生、母アトラクトバイオ）

クイーンバイオ（2006年2月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女王、王妃＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したアトラクトバイオが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方16戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C3(牝)。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月29日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は406kg。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3歳（2009年）

4月5日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

9月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のニホンピロカズマをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマスタープランに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2010年）

3月8日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のテンロウに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

4月16日、中5週で迎えた9戦目は、一般C3二三イ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、トキノカチホマグレに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3一二三イ（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、一般C3三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、モエレカンパニーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月10日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3三四ア（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、3着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたジマンノムスメ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦の千葉県観光・物産賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたブライティアノヴァ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月9日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキュベレイを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

5歳（2011年）

10月26日、約10か月半の休み明けで迎えた17戦目は、一般C3四（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3五（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で今野忠成騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3五（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で今野忠成騎手（11戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6歳（2012年）

1月10日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3五六ア（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で今野忠成騎手（12戦2勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。