カシノスピーディン（2013年生、母ホーザンレイラ）

カシノスピーディン（2013年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋猛スピードが出る様に」。毛色は栗毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時15歳）と交配したホーザンレイラが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は神田通博。主な勝ち鞍は2016年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、神田通博から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

12月26日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

3歳（2016年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた4戦目は、3歳戦のツインエース特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた5戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシゲルアカカマスに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山口以和騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

7月18日、連闘で迎えた11戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山口以和騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山口以和騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口以和騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口以和騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月25日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口以和騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた17戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したアラムナスにクビ差届かず2着となった。

10月23日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口以和騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた19戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口以和騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤゼンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月26日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口以和騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口以和騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワオスカーを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4歳（2017年）

1月8日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口以和騎手（11戦2勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口以和騎手（12戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた24戦目は、BAOO九州王冠賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で山口以和騎手（13戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた25戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。