モータウンサウンド（2008年生、母モテック）

モータウンサウンド（2008年1月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「デトロイトで生まれたゴスペルを起源とする音楽」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時8歳）と交配したモテックが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着3回、地方21戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上B2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

社台サラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月30日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

3歳（2011年）

2月14日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

3月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、バンブーチェルシーに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月19日、中1週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったトーセンレラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月16日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ゴットラウディーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったコスモゴールデンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のオービットをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホーマンアクセルに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2012年）

4月28日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は森一馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

9月1日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月17日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のハギノクレバーに1馬身1/4の差をつけて3勝目をマークした。

11月9日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたシルクペガサス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた18戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったシルクペガサスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2013年）

1月4日、中2週で迎えた20戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ポイント還元オッズパーク特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたクリーンチャンス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中2週で迎えた24戦目は、楽天競馬賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月2日、中8週で迎えた28戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

10月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた30戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた31戦目は、葛湯賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

6歳（2014年）

2月11日、中9週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた32戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬で買いま賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた33戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。