ワイキキブリーズ（2007年生、母エターナルシャイン）

ワイキキブリーズ（2007年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ワイキキに吹くそよ風」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時15歳）と交配したエターナルシャインが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。戦績は、中央平地32戦2勝2着3回、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月26日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は498kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルセラーノスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3歳（2010年）

2月28日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のアルーリングライフに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

5月28日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月28日、中8週で迎えた8戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

11月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

12月10日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5歳（2012年）

1月14日、中4週で迎えた11戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したナイトフライトにハナ差届かず2着となった。

2月5日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したピルケンハンマーに半馬身届かず2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6月9日、中6週で迎えた16戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天与の勝負根性で諦めることなく走り切り、4着を確保した。

6月23日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

9月2日、中9週で迎えた18戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月23日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

10月14日、中2週で迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた21戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のジツリキフォーティをアタマ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

12月9日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

6歳（2013年）

3月10日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（5戦1勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着を確保した。

7月6日、約3か月の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月18日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた28戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた30戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

11月30日、中7週で迎えた31戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

7歳（2014年）

1月14日、中3週で迎えた33戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、春告鳥特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の梅見月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた35戦目は、陽春特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったオンワードナスキーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の春光特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。