エスジーナミ（2007年生、母フェルメールブルー）

エスジーナミ（2007年2月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「スーパーグレートの略＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時13歳）と交配したフェルメールブルーが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方23戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大北牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、大北牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、赤沼秀典によって441万円で落札された。6歳のとき、RUMIファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、友田牧場によって168万円で落札された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月28日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3歳（2010年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

2月6日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したティファニーケイスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月23日、中1週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーシンオフクロを上がり3位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、アンタレス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4歳（2011年）

1月22日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5月1日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた12戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、ミランダ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月24日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ紅葉月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月10日、中5週で迎えた16戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、沙流川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

5歳（2012年）

2月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

3月19日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた18戦目は、幸手権現堂桜堤賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた19戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

4月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5月15日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1八（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月12日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、一般C1六（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6月18日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた24戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた25戦目は、金目川特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1七 C2四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた27戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月26日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、牝馬限定戦の湘南江の島海の女王杯（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

8月3日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた29戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（8戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

8月20日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（10戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（11戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた34戦目は、すすき特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（12戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた35戦目は、B.C.WHITTLEメモリアルレース（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本直哉騎手（13戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。