パッションビート（2000年生、母アフタービート）

パッションビート（2000年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「情熱的な衝動」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時7歳）と交配したアフタービートが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

9月8日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた3戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカシマドラゴンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた4戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月14日、中5週で迎えた5戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

3歳（2003年）

4月5日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて17着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた8戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた9戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。