サンシャインヤング（1994年生、母ヤングパンサー）

サンシャインヤング（1994年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウショウペガサス（当時15歳）と交配したヤングパンサーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は加田幹男。戦績は、中央平地22戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の飯豊特別(900万下)。

経歴

デビュー前

富田一幸厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

5月24日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた2戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、マイネルナポレオンに3/4馬身交わされて2着となった。

7月6日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のグレンツェンフーヘを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月31日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンシャインリリーをクビ差振り切って制した。

10月12日、中5週で迎えた6戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’97インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

4歳（1998年）

5月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（4戦2勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

6月21日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブーケドゥフレールに5馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上900万下の岩室特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

5歳（1999年）

4月17日、約8か月半の休み明けで迎えた14戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた15戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月15日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラトラヴィアータを半馬身捉え切れず2着となった。

9月5日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイチャンスに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月10日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

12月5日、中7週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で坂井千明騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。