ウエストエンド（2001年生、母ビクトリアウインク）

ウエストエンド（2001年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地名（ロンドン）」。毛色は栗毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時10歳）と交配したビクトリアウインクが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月8日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は422kg。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた3戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

3歳（2004年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月15日、中2週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったウインタクティクスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダークポテンシャルに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月1日、中2週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したアリスタクラシーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月29日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2005年）

2月19日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。