スパイスワールド（2017年生、母ザスパイスガール）

スパイスワールド（2017年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋世界」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時20歳）と交配したザスパイスガールが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2019年の安平町道の駅に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月2日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヨシノフローラに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月19日、中6週で迎えた2戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

7月11日、中2週で迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの安平町道の駅（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルミナスアローに6馬身の差をつけて制した。

9月1日、中4週で迎えた5戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

11月12日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

3歳（2020年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

3月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の土佐春花賞（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた12戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

11月2日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、山代特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。