ダイタクミヤビオー（1989年生、母ダイタクブレインズ）

ダイタクミヤビオー（1989年6月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時8歳）と交配したダイタクブレインズが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はサンライズステイブル。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月29日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のブレイジングレッドに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月4日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったホクセイユーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダンディリッジに1馬身3/4の差をつけて断然人気に応えた。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 曇/重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた6戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（5戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた8戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4歳（1993年）

7月17日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岸滋彦騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したロングドリームにハナ差届かず2着となった。

9月4日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の高千穂特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。