シビックファミユ（2014年生、母ケイエスシンアカリ）

シビックファミユ（2014年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「市民の＋家族（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時15歳）と交配したケイエスシンアカリが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）上井農場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エバグリーンセールスコンサインメントから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、國枝久美子によって378万円で落札された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

8月28日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず18着に終わった。

10月29日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

3歳（2017年）

1月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は減速してしまい17着に終わった。

3月19日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず最後はマイネルケントニスと並んで13着同着となった。

5月3日、中5週で迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したディアブロマズルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月15日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のマヤルーチェに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のフラックスをアタマ差振り切って制した。

4歳（2018年）

1月10日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオーリャセブンに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月8日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンバディに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月6日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた17戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のマジカルビアンカを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

6月13日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったヴァンドデセールに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

7月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（12戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ポンテアンジェロに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月24日、中3週で迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセレナイトに約10馬身の大差をつけて6勝目を掴み取った。

9月20日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた24戦目は、サフラン賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（13戦5勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（14戦5勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたカノヤパリティ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

11月29日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（15戦5勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（16戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。