レガシーワイス（1987年生、母トサバージ）

レガシーワイス（1987年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のターゴワイス（当時17歳）と交配したトサバージが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）びらとり牧場。戦績は、中央平地6戦3勝。1989年のラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス(牝G3)に勝利した他、1990年のバイオレットステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

11月4日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。17頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーアブリザードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月10日、中4週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のツルマルベッピンを3/4馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

3歳（1990年）

1月6日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月17日、中5週で迎えた4戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダイカツリュウセイに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月11日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのチューリップ賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず最後はエイシンキャロルと並んで4着同着となった。

4月8日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。競走中止となった。