アドバンスゴード（2012年生、母タイキクリスティー）

アドバンスゴード（2012年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「前進部隊の先頭部」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時15歳）と交配したタイキクリスティーが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C4-5。

経歴

デビュー前

当歳のとき、レキシントンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、チャンピオンズファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、前原敏行によって1,890万円で落札された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

6月13日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

8月15日、中8週で迎えた2戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月4日、中5週で迎えた4戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファーマアイスに約13馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2016年）

6月16日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のディーズボーラーに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた7戦目は、日高山脈楽古岳賞（門別ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず3着に敗れた。

5歳（2017年）

1月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、株式会社丸増商会59周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

1月18日、中1週で迎えた10戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノアブギーに5馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月17日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた11戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

6歳（2018年）

2月18日、中8週で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5月19日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月8日、中6週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月9日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（2019年）

1月27日、中6週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

2月24日、中3週で迎えた17戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月20日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。