エリモピュア（1995年生、母ストックスアップ）

エリモピュア（1995年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のオペラハウス（当時7歳）と交配したストックスアップが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地17戦4勝2着3回。1998年のローズステークス(牝G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大沢真厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

1月11日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月7日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ポリッシュセイラーに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月1日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアサカガルチにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（4戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。

7月18日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテイエムスターダンに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の如意ヶ嶽特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のダンツプリンセスを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

9月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

10月25日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のビワビーナスに2馬身半の差をつけて制した。

12月12日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた12戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のクリスマスキャロルハンデキャップ（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4歳（1999年）

8月1日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた13戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下のHBC杯（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、メジロサンドラに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウドトウに5馬身の差をつけて4勝目をマークした。

10月31日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の高雄ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村山明騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。