セントアイヴス（2020年生、母クエストフォーワンダー）

セントアイヴス（2020年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「英国(母の生産国)の都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時9歳）と交配したクエストフォーワンダーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。主な勝ち鞍は2024年のヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド佐賀第1戦(一般C2-6)。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月5日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3月12日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月20日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月3日、中4週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの栄特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた10戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

4歳（2024年）

5月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた11戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、一般C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた13戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた14戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド佐賀第1戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のデルマウワテナゲを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月20日、中2週で迎えた15戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、「艶さし」プレミアム、佐賀牛杯（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。