フェニックスアロー（1987年生、母ジヤストミート）

フェニックスアロー（1987年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時13歳）と交配したジヤストミートが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

3月11日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた4戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月5日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファーストブリーズに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月23日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。