アルビアン（2004年生、母プリモディーネ）

アルビアン（2004年3月4日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「英国の通称。白色（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のCozzene（当時24歳）と交配したプリモディーネが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

2月25日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のテラモミリオネに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月17日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

10月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。17頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

4歳（2008年）

11月1日、約12か月の休み明けで迎えた7戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5歳（2009年）

2月22日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい17着に敗れた。

3月28日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい17着に敗れた。

5月9日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。16着に敗れた。

7月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、静内軽種馬生産振興会青年部特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

8月5日、連闘で迎えた12戦目は、アルファルド特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。