ニシノロイポス（2006年生、母ニシノオトヒメ）

ニシノロイポス（2006年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋後に残す（ラテン語）。母の最後の産駒なので」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時19歳）と交配したニシノオトヒメが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方19戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月15日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエレガントステージにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3歳（2009年）

1月11日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

3月14日、中8週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6月20日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月18日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、キストゥクラウンに交わされて1馬身差の2着となった。

7月25日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月29日、中7週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のゴイサギ特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4歳（2010年）

1月4日、中9週で迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた12戦目は、岩城方元騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1三四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月28日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、春馬特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩城方元騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩城方元騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レインボーダイチに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月18日、中4週で迎えた16戦目は、高麗山特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岩城方元騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦の湘南江の島海の女王杯（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岩城方元騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岩城方元騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岩城方元騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岩城方元騎手（8戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

10月26日、中6週で迎えた21戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で岩城方元騎手（9戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で岩城方元騎手（10戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた23戦目は、彩の国地鶏タマシャモ賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で岩城方元騎手（11戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず最後はモエレサンライズと並んで8着同着となった。

12月14日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で岩城方元騎手（12戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5歳（2011年）

1月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で岩城方元騎手（13戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で岩城方元騎手（14戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。