ライラックデューン（2022年生、母スターライラック）

ライラックデューン（2022年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部+砂丘」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコパノリッキー（当時12歳）と交配したスターライラックが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は庄野牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

緒方努厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

11月23日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3歳（2025年）

2月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた3戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

7月20日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた7戦目は、和田陽希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月6日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田陽希騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイキインドラを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。