パルトネルラーフ（2013年生、母サクセスウイッチ）

パルトネルラーフ（2013年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「パートナー（伊）＋声を出して笑う」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時11歳）と交配したサクセスウイッチが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。主な勝ち鞍は2018年の赤富士ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

3月26日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は498kg。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 雨/重）に56kgの斤量を背負って出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキタサンシリーズを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

9月13日、中6週で迎えた5戦目は、別海町産業祭賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマウントゴールドを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目をつかんだ。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマキシマムブレイクに6馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月15日、中8週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノアシャトルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2017年）

1月6日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2十二十三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアマリネに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

1月30日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアオバホマレを半馬身振り切って断然人気に応えた。

4月4日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1五六（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサノルアを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

5月14日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月20日、連闘で迎えた13戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

8月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールデンブレイヴをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の鋸山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブレスアロットをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月16日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

5歳（2018年）

1月6日、中2週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（7戦2勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月14日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

9月30日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（9戦2勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた25戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウマトイをクビ差振り切って10勝目を達成した。

11月10日、中3週で迎えた26戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（10戦2勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

6歳（2019年）

6月1日、約7か月の休み明けで迎えた27戦目は、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

7月16日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のひまわり賞（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したサダムリスペクトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた29戦目は、サマースターズ賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のフリオーソレジェンドカップ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスティレットを半馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

2021年4月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。