タイセイサーマル（2020年生、母カネトシパリッシュ）

Taisei Thermal

2020.04.27

タイセイサーマル（2020年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+上昇気流」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時11歳）と交配したカネトシパリッシュが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高昭牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって1,045万円で落札された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月9日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は422kg。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月25日、中9週で迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3歳（2023年）

6月25日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月20日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では圧巻の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

10月25日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したリンギングフォンに3/4馬身届かず2着となった。

11月29日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた10戦目は、馬い!八丈島完熟レモン発売記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2024年）

1月16日、中3週で迎えた11戦目は、推しを探せ!萌え萌え!デジたん記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた12戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

3月5日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。