トムプロスペリティ（2002年生、母オオシマポピー）

トムプロスペリティ（2002年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋繁栄、幸運」。毛色は鹿毛。種牡馬のハンセル（当時14歳）と交配したオオシマポピーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月12日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3歳（2005年）

2月26日、中8週で迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったクリスクリングルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月1日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月4日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフォグキャスケードをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月31日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月2日、中4週で迎えた12戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4歳（2006年）

3月18日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

7月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。