フリンジティアラ（2020年生、母ヴァルホーリング）

フリンジティアラ（2020年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フリンジ型のティアラ」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノクラウン（当時8歳）と交配したヴァルホーリングが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はオリオンファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月10日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のカースソーサラーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2023年）

2月12日、中8週で迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

5月13日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあずさ賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた5戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 雨/重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた6戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた9戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの高湯温泉特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

4歳（2024年）

1月13日、中7週で迎えた10戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小林勝太騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

5月18日、中4週で迎えた13戦目は、坂口智康騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月5日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた15戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。