ナチュラルリーダー（2000年生、母エロークエントリーダー）

ナチュラルリーダー（2000年1月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「生まれつきのリーダー」。毛色は栗毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時9歳）と交配したエロークエントリーダーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地27戦4勝2着3回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年のTVh杯(1000万下)。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月3日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のスターオブニルスに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月9日、連闘で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、伸びてきたシェイクマイハート決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3歳（2003年）

1月19日、中5週で迎えた4戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタマエックスを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて制した。

6月15日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

11月1日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4歳（2004年）

1月18日、中3週で迎えた10戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

2月28日、中5週で迎えた11戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御宿特別（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったインターランスターに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月2日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

5歳（2005年）

4月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエリタージュに3馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

5月1日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の鎌倉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったシアトルユーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

6月18日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマキシマムスピードをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

7月16日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き16着に敗れた。

12月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6歳（2006年）

1月7日、中2週で迎えた20戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月4日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の節分賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7歳（2007年）

5月26日、約13か月半の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦2勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた25戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた26戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

8月12日、中6週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

9月29日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。