ボストンブラーミン（2007年生、母サドラーズスター）

ボストンブラーミン（2007年3月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「米国マサチューセッツ州の名門の出のエリート」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時13歳）と交配したサドラーズスターが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）上山牧場。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回、地方5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の一般C6。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上山牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、山上和良によって640.5万円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月20日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3歳（2010年）

5月8日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したファルブジェナにクビ差届かず2着となった。

4歳（2011年）

1月28日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のイルベカバーロを半馬身振り切って初白星を挙げた。

2月4日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月25日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた6戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたファイヤーボーイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月11日、中1週で迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、篠田隼人☆結婚おめでとう!（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ケイアイカミノユメにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月24日、中1週で迎えた8戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。