オブリクア（2020年生、母ガラッシアファータ）

オブリクア（2020年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「モンステラの一種。花言葉は『うれしい便り』、『壮大なる計画』」。毛色は青鹿毛。種牡馬のワンアンドオンリー（当時9歳）と交配したガラッシアファータが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月22日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月12日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

4月16日、中8週で迎えた3戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、フルールにクビ差交わされて2着となった。

5月6日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、インペリアルコートにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5月20日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

7月22日、中8週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のルーシアンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月14日、中8週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

4歳（2024年）

3月2日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

5月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

2024年6月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。