コスモパルムドール（2004年生、母Gate Swinger）

コスモパルムドール（2004年3月9日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋カンヌ国際映画祭の最高賞」。毛色は鹿毛。種牡馬のYonaguska（当時6歳）と交配したGate Swingerが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

10歳のとき、ビッグレッドファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、グランデファームによって54万円で落札された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月11日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタノリューオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月15日、中1週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の桜草特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月20日、中4週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったスナークユーチャンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

7月15日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたラフィナール決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

11月16日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

12月20日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入った。

5歳（2009年）

1月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。