アシュラム（2018年生、母カメリアローズⅡ）

アシュラム（2018年5月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「オレンジ色のバラの名前。花言葉は絆。父名、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時8歳）と交配したカメリアローズⅡが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C2十。

経歴

デビュー前

ワラウカドにて総額2,400万円（4.8万×500口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

2月27日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は530kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

7月4日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムアトムに半馬身届かず2着に敗北した。

10月16日、中5週で迎えた6戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

デビュー前

ワラウカドにて総額2,400万円（4.8万×500口）で一口馬主が募集された。

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

10月5日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、ホトトギス特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての大外8番ゲートからスタート。出走取消となった。

6歳（2024年）

5月4日、約30か月半の休養明けで迎えた8戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク杯金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十五（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティアモローザに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のラカンに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月1日、中3週で迎えた11戦目は、甲賀弘隆騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた12戦目は、キリコネV競馬夏の陣（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったサノノクヒオに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2五（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた14戦目は、李縷さきお誕生日おめでとう記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャラハンテソーロに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月1日、中2週で迎えた15戦目は、田中・畠中ハッピー☆ウェディング記念（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（6戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクイーンオブロードに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月21日、中2週で迎えた16戦目は、能登半島地震復興応援杯（64）（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で沖静男騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた17戦目は、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で沖静男騎手（8戦4勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2九（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で沖静男騎手（9戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2九（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で沖静男騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるショコラエクレールにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月1日、中1週で迎えた20戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、天童なこさん、金沢配信初登場記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた21戦目は、職場のハラスメント撲滅月間特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は沖静男騎手（11戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。