アンジュヴォレ（2008年生、母エアヘイリー）

アンジュヴォレ（2008年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天使の飛翔（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時12歳）と交配したエアヘイリーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月19日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では稲妻のようなを繰り出したが、5着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンバホイッスルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月24日、中2週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のデイブレイクをハナ差振り切って初白星を挙げた。

11月7日、中1週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

3歳（2011年）

1月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

3月5日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月1日、中7週で迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月18日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のテングジョウを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2012年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた15戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月16日、中6週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

7月7日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

8月22日、中6週で迎えた18戦目は、アンタレス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

9月30日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月21日、中2週で迎えた21戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るラファダリを鬼脚でクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

5歳（2013年）

2月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、浜風スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。