マチカネスケサン（1997年生、母ダンジグダンザグ）

マチカネスケサン（1997年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のDe Niro（当時5歳）と交配したダンジグダンザグが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着1回、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

二分久男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

8月6日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

9月23日、中4週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

10月3日、中0週で迎えた4戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた5戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

12月10日、連闘で迎えた7戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2001年）

2月3日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

3月11日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

3月18日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月24日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の多治見特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

7月21日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

8月12日、中2週で迎えた14戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月26日、中1週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた16戦目は、ミザール特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったチアズガッツから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた17戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴来直人騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサンライズエースを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月28日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ゼットウインに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた21戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5歳（2002年）

3月2日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロンリーウルフに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月7日、約6か月半の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

9月21日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上500万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

9月29日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた25戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイセノイチに2馬身半の差をつけて優勝

6歳（2003年）

9月6日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた26戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた27戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。