ボタンフジ（1999年生、母コーラスジョオー）
Botan Fuji
1999.05.09
ボタンフジ（1999年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトロットサンダー（当時10歳）と交配したコーラスジョオーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本 友則。戦績は、中央平地27戦4勝2着3回、地方11戦4勝2着2回。2001年、2001年とウィナーズチャレンジを2勝した他、2001年のサマーチャレンジ4に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
伊藤靖則厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（2001年）
6月6日、デビュー戦は竹内仁志騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のアイティブライアンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
8月9日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ4（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹内仁志騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のシンメイマサコに1馬身半の差をつけて優勝
9月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で竹内仁志騎手（2戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。
9月19日、中1週で迎えた4戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの新冠軽種馬生産振興会特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。
10月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのシャンハイ特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は竹内仁志騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月30日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのスターオブコジーン特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹内仁志騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったブライトゼファーから2馬身半差の2着に敗北した。
11月15日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹内仁志騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエルバルコをクビ差制して3勝目をマークした。
11月29日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹内仁志騎手（6戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のエルバルコに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
3歳（2002年）
4月29日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳地方重賞の春霞賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹内仁志騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンメイマサコから2馬身半差の2着に敗北した。
5月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹内仁志騎手（8戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、G3の北海道スプリントカップ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で竹内仁志騎手（9戦4勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。
9月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹内仁志騎手（10戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ゴシップコラムにハナ差交わされて2着に甘んじた。
10月1日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で竹内仁志騎手（11戦4勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。14着に終わった。
4歳（2003年）
4月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。
6月1日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい18着に敗れた。
7月19日、中6週で迎えた16戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。
8月10日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい最後はテイエムサマーオーと並んで7着同着となった。
8月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のヒカリジルコニアを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。
11月2日、中9週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のキョウエイアンに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。
5歳（2004年）
1月10日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中谷雄太騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて16着に敗れた。
1月17日、連闘で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。
3月27日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（5戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。
4月11日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（6戦2勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。
8月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。
9月18日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は中谷雄太騎手（7戦2勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。
10月10日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。
12月12日、中8週で迎えた27戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の勝負根性でゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。
12月18日、連闘で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。
6歳（2005年）
1月8日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の勝負根性で諦めることなく走り切り、4着に入った。
3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊かなスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、オメガグレイスにクビ差交わされて2着となった。
4月17日、中2週で迎えた31戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のトーセンフレンドをアタマ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。
5月8日、中2週で迎えた32戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、チョウカイロイヤルに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。
7月3日、中7週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。
8月6日、中4週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の岩室特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の敢闘精神でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。
9月10日、中4週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。
9月25日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。
12月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレオフォーレンスをクビ差だけ差し切って8勝目を手に入れた。
7歳（2006年）
1月8日、中3週で迎えた38戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。